Hotel O. Setouchi ホテルオーセトウチ

瀬戸内に、まだない景色を。
スパニッシュコロニアルという選択で生まれた「Hotel O. Setouchi」

業態
宿泊施設
範囲
Sign 工事 企画 設計 デザイン業務 FFE - 家具工事
地域
香川
竣工年
2025年

香川県観音寺市、瀬戸内の海にほど近い場所に誕生した宿泊施設「Hotel O. Setouchi」。
温浴施設やグランピング、VILLAの運営実績を持つ讃岐煉瓦株式会社様が、初めて手がけたホテル新築プロジェクトです。
ANDasは本プロジェクトにおいて、企画・設計・デザインからFFE(家具工事)、サイン計画までを一貫して担当。
2024年10月から2025年5月まで、瀬戸内という土地性と新しいホテル体験の両立を目指しました。

課題

ホテル事業への挑戦を支える、
空間づくりの総合力。

本プロジェクトのきっかけは、グランピング関連企業様からのご紹介でした。
施主様は宿泊に近い業態の運営経験はあるものの、「ホテル業としての空間づくり」を専門的に支えるパートナーを求めておられました。
特定の課題があるというよりも、

  • ホテルとしての佇まい
  • 長く使われる空間としての設計精度
  • ブランドとして成立するデザイン

これらを総合的に判断し、形にできる存在が必要とされていました。

コンセプト

若年層の感性に響く、
「スパニッシュコロニアル」の世界観。

瀬戸内海に近い立地、そして28歳前後の若年層を主なターゲットとしたことから、本プロジェクトでは「スパニッシュコロニアル」を空間全体の軸に据えました。

Hotel O.という名称には、「お庭」「お外」「お風呂」というキーワードが込められています。
意匠としてのデザインに留まらず、外とつながる感覚や、滞在そのものを楽しむ余白が自然と伝わること。
その体験を軸に、企画段階からコンセプトを丁寧に組み立てていきました。

解決

― 設計・デザイン

シンプルだからこそ際立つ、内装とFFE。

内装デザインで意識したのは、空間が語りすぎないこと。
派手な装飾に頼らず、瀬戸内・香川の風景や記憶をモチーフにした色彩と、
FFE(家具・什器)との組み合わせによって、空間の個性を静かに引き出しています。
客室は、瀬戸内・香川の名所をテーマとした5タイプで構成。
琴弾公園の松林を思わせる緑、燧灘の穏やかな青、有明浜の夕陽を映す橙色など、それぞれの土地のイメージを色彩として落とし込みました。

また、全室がお庭に面したウッドデッキ付きという構成も特徴のひとつ。
室内と屋外をゆるやかにつなぎ、「お庭」「お外」というHotel O.のテーマを自然に体感できる設計としています。

内装・FFE・外の景色が重なり合うことで生まれる、静かで記憶に残る宿泊体験。
その土台となっているのが、この引き算のデザインです。

ー 施工

デザインを守り抜くための調整力。

施工フェーズでは、設計者様や施工業者様との調整が重要なポイントでした。
法規やコスト、現場条件と向き合いながらも、当初のデザイン意図を崩さないことを最優先に判断を重ねています。
優先順位の整理や代替案の検討を通じて、品質とコストのバランスを取りながら、設計意図を最後まで守り抜きました。

成果

「地域らしさ」を感じる空間として、
高い顧客満足度を獲得。

完成後、ホテルのデザイン性とブランドイメージは大きく向上。
クライアント様からは、「設計とFFEを一体で対応できる会社が少ない中、とても上手くまとめてもらった」という評価をいただきました。
開業以来、売上も好調とのことで、この実績をきっかけに、ANDasは次のプロジェクトにも参画しています。

担当者の声

こだわったのは中庭のキャンプファイヤーの「火を囲む」距離感。
このホテルで過ごす時間が特別な記憶として残るよう、
空間の中心として丁寧に作り込みました。

概要

プロジェクト名
Hotel O. Setouchi
所在地
香川県観音寺市有明町5-49
業態
宿泊施設
担当範囲
企画、設計、デザイン、FFE、Sign工事
対応場所
客室/パブリックスペース/外観/ロゴサイン
工期
2024年10月〜2025年5月
請負区分
元請
担当
大阪設計部・海外設計本部

Contact

空間づくりに関するご相談や見積もり依頼、協力会社としてのご参加、資料請求など、
ANDasとの“新しいつながり”をお待ちしています。